2009年4月27日月曜日

倉田紘文先生 句碑除幕式(4月25日)




 山香温泉「風の郷」の駐車場横で、山香蕗句会(元林圭子会長)主催による倉田紘文先生の句碑除幕式が行われました。





 会場には大分県内外から、倉田先生の主宰する「蕗」の会のメンバー150名が、倉田先生の故郷である山香の地に念願の句碑建立のお祝いに駆けつけました。





 倉田先生は別府大学の名誉教授で、NHKの人気番組「俳句大国」の選者としても有名。また、主宰する『蕗』は昭和47年創刊で、今年節目となる450号が発刊される予定で、会員は全国におよび、2000人もいるそうです。その蕗の会は、「自然を大切にする」、「写生を重んじる」、「一人一人が皆平等」を標榜し、先生の師である高野素十先生の提唱してこられた“写生俳句”の継承に精進しています。


 




 最後に記念植樹。朝まで降っていた雨も上がり、先生が一言。『「雨降って、地固まる」というのがありますが、実はこれには続きがあるんです。「雨やんで、傘忘れる」』・・・実に先生らしい優しいユーモアある印象的な話だと思いました。
 ちなみに、倉田先生は「杵築ひいなめぐり俳句大賞」(足軽日記4月13日参照)の選者でもあります。来年のひいなめぐりで皆さんも投句して、先生の講評を受けられてはいかがですか?

2009年4月23日木曜日

満員御礼 衆楽観(4月22日)




 今年1月1日にオープンし、大衆演劇に力を入れている杵築市観光交流センター『きつき衆楽観』。4月公演(4月1日~29日)は、東雲長次郎率いる「劇団東雲(しののめ)」です。その特別ゲスト(22日限定)として、九州演劇協会会長「玄海竜二」さんが出演されるということで、遠くは宮崎、津久見からのバスツアーを組んで、会場付近はそれは大賑わい。





 会場は市内外の予約のお客さんでぎっしり満杯、オープン以来最高のワンステージ200人を超す人出で、今や遅しと開演を待っていました。





 許可を得てステージの最後の玄海竜二さんのあいさつと歌の場面を撮影。





 昼の部が終わると、感激に満ちた表情でお客さんが、どっと出てきます。





 劇団員の人達も出てきて、団体さんのバスに向かってお見送り。


 昼の部と夜の部の間隙を縫って、玄海竜二さん(写真中央)と「衆楽観」の矢野公一社長(写真左)が、八坂市長を表敬訪問されました。
 玄海さんは、父片岡長次郎が巡業公演中の旧「衆楽観」(昭和28年まで)のこの杵築市の生まれだそうで、初舞台は4歳、15歳で座長襲名、22歳で嘉穂劇場・全国座長大会主演、1995年から九州演劇協会会長、ハワイやブラジルなど海外でも活躍。大衆演劇旅役者文化を九州から全国に発信、活躍。俳優の津川雅彦さんとも親交があり、テレビドラマや映画にも出演されているようです。現在、熊本を拠点に活動されていて、『「自分は杵築出身です。」とアピールするもんですから、熊本の大分県人会に入会してと言われているんです』との事。
 これからの活躍をお祈りすると共に、杵築と「衆楽観」を全国に宣伝していただけるようお願いします。

2009年4月22日水曜日

永年の功労に感謝状(4月22日)



 豊田泰司さん(藤ノ川)が、今年3月に15年間務めた行政相談委員を勇退、永年の功労に対し、大分行政評価事務所より感謝状が贈られました(4月22日)。

 豊田さんは元小学校教員。退職後、平成5年より行政相談委員に委嘱され、その間、行政にまつわる要望や苦情などに丁寧に対応され、住みやすいまちづくりに大きく貢献されました。平成19年には総務大臣表彰も受賞しています。

 豊田さんはインタビューに対し、「80歳の定年まで16年間、務めてこれたのも自らが健康を保てたことや、多くの方々のご協力のおかげです。これからは、後任者を支えながら、行政相談委員の存在を知らせていきたい」とお答えいただきました。

 行政相談委員による定例相談日は毎月第1水曜日に、杵築健康福祉センター、山香中央公民館、大田庁舎で開催されています(5月のみ日程が変わります。詳しくは5月1日に発行する広報きつき5月号をご覧ください。)。行政に関する要望や苦情、ご相談など、お気軽にお寄せください。

2009年4月20日月曜日

今日から発売  ど~んと商品券第2弾(4月20日)




 4月20日(月)、杵築市商工会が主催し、杵築市が後援する、緊急経済対策事業の「杵築市ど~んと商品券」の第2弾(第1弾は足軽日記2月12日参照)が、17日に振り込まれた定額給付金の第1回目の給付に併せるように発売されました。前回の商品券同様、平成21年8月14日まで杵築市内でのお買い物にご利用いただけます。




 今度の商品券は、表紙をめくると、「お楽しみ抽選券」が付いているのが特徴で、高級デジタルカメラなどの賞品多数が抽選で当たります。右肩に抽選番号の付いたこの券を、6月15日の当選発表まで大切に保管しておいて下さい。くれぐれも、お買い物の時に、商品券と一緒に出してしまわないようにご注意ください。





 前回、1人ご購入が10冊(10万円)までだったので、発売してすぐに売り切れ、ご購入希望の市民の皆さんに必ずしも行き届かなかったという反省から、4月中は1人1冊(1万円)、5月1日からは1人3冊(3万円)が購入の限度となっております。前回よりも加盟店も増えていますよ!「ど~んと商品券」に関するお問い合わせは、杵築市商工会(0978-62-2539)まで。





 さて、その「ど~んと商品券」の原資となる(?)定額給付金の状況はどうなっているのか?





 杵築市役所2階の第1会議室(総務課の奥です)に設置されている定額給付金係りを訪ねました。





 4月20日現在の状況は、全13,770世帯中11,423世帯、約83%が申請済みだそうです。このうち、3月中に申請済みの方、5,310世帯が17日銀行に、また郵便局はちょっと遅く、1,023世帯22日に第1回目が振り込まれます。2回目は23日、3,283世帯(銀行)、27日、701世帯(郵便局)だそうです。
 係では、「1日も早く給付金を市民の皆様にお届けできるよう、申請はお早めにお願いします」との事。ちなみに、9月25日(消印有効)まで申請を行わないと、手元に届くことなく、国に返還されるそうです。くれぐれも、申請漏れのないように。 定額給付金に関するお問い合わせは、杵築市役所総務課定額給付金係(直通電話0978-62-5515/代表電話0978-62-3131・内線291)

2009年4月17日金曜日

おせったい(4月16日)




 なぜか市役所前が、なにか騒々しい。交通渋滞している。





 あっ?今日は『おせったい』だ。『おせったい』とは旧暦の3月21日に弘法大師の徳をしのんで催す祭りとされています。(正確にはしらべていませんが。)





 弘法大師をおまつり(仏像)している家々をまわり、お賽銭をあげてお参りし、かわりにお菓子(おせったい菓子)をもらって帰ります(昔はおせったい料理も出していたそうです)。




 赤い「弘法大師」の旗が目印です。







 むかしは子供だけで歩いたり、自転車に乗って周っていたのですが、最近ではお母さん方のほうが熱心で、車で赤いのぼりを目掛けて町中を駆け回っています。


 ちなみに、欲張り「足軽」が「おせったい」でいだだいたお菓子です。昔と違い、今は袋菓子(スナック菓子)やジュースが主流です。「足軽」が小さい頃、もらって一番嬉しかった「棒ジュース(ちゅうちゅうボンボン)」は今も健在。一番人気みたいです。

   足軽 追伸
     今日が「おせったい」の日と気づくのが遅れ、ピークを過ぎてしまっていたので、もう「店じまい」


    (お菓子切れ)しているところがあったり、市役所周辺だけしか取材できませんでした。

2009年4月13日月曜日

第2回杵築ひいなめぐり俳句大賞授賞式(4月13日)



 今年の春に開催された「杵築城下町散策とひいなめぐり」で投句された俳句を審査し表彰する「第2回杵築ひいなめぐり俳句大賞」の授賞式が開催されました。
 今回の大会では別府市の出口南海代さんが大賞を受賞しました。選者の倉田紘文さん(杵築市出身)の講評のあと、記念写真をパチリ。皆さん、本当におめでとうございました。

2009年4月10日金曜日

新・山香中学校開校式・入学式(4月10日)

 朝から澄み渡るような晴天。桜の花びらも散り始め、春から初夏(少し早いか)へ、うつろう季節を感じる、そんな風景です。

 そんな4月10日、山香、北部、上中学校の3校が統合してスタートした新「山香中学校」の開校式と第1回入学式が、同校体育館で開催されました。

 冒頭、阿部敏郎杵築市教育委員長による開校宣言を行い、ここに新生「山香中学校」が誕生したことを発表しました。かく足軽もこの世に生まれて約40年、開校式に立ち会うのは初めてのこと。ちょっとドキドキ。



 八坂市長から、筌口校長に校旗が手渡される瞬間。

 八坂市長があいさつ。「新しい校舎に魂を吹き込むのは、皆さんたちですよ」と激励しました。

 無事開校式は終了。休憩ののち、第1回入学式が始まりました。担任の先生に導かれながら、そして在校生の温かい拍手に迎えられての入場です。


 教育委員会教育長や市長のあいさつの後、在校生から歓迎のメッセージが送られました。僕らのときって、こんなに凛々しく、堂々と読み上げる生徒なんていたなかあ?


 新入生代表のことば。少し大きめの学生服にセーラー服が、とても初々しいですね。

 ちなみに、足軽(M)の入学式は、あまりにも寒くて雹(ひょう)が降りました。襟のカラー(プラスチックの白い型)が首に触るたびに「冷たいなあ」と感じるほどの寒さでした。

 今回入学した生徒は、この歴史的な日のことをいつまでも忘れないことでしょう!

2009年4月7日火曜日

ウェイトリフティングで快挙!(4月7日)



 杵築高等学校のウエイトリフティング部に所属する鬼塚一平くん(3年)と三浦秀平くん(3年)が、3月28日に石川県で開催された平成20年度第24回全国高等学校ウエイトリフティング競技選抜大会に出場、77キロ級で鬼塚君が総合2位、94キロ級で総合5位に入賞、4月7日(火)に市長室に入賞報告に来られました。

 総合種目は、頭上へ腕が伸びきるまで一気に引き上げるスナッチと、第1動作で肩まで引き上げて立ち上がり、第2動作で全身の反動を使って頭上へ腕が伸びきるまで差し上げるクリーンアンドジャークの種目を併せて競う種目。学生服の上からでもわかる筋肉質な体型が、そんな素晴らしい成績を想像するにふさわしい、そんな印象を受けました。

 そういえば、昨年開かれた北京オリンピックでの女子ウエイトリフティング競技に日本代表として出場した三宅選手の活躍を思い出しました。体力や筋力はもちろんですが、残る体力と対戦相手を想定した頭脳戦でもあることを知り、とても興味深く観戦(もちろんテレビで)しました。

 次回はロンドン大会ですね。いつか杵築市に朗報を!

桜だよりvol.2



 4月5日(日)。午後になって晴れ間が広がってきましたので、散歩がてら撮影小旅行へ。上の写真は城山公園の入口にて、杵築中央病院の駐車場から撮り上げたものです。空のブルーと桜のピンク、土手の緑のコントラスト!城山公園では多くの花見客が散歩したり、バーベキューを楽しむ姿が見かけられました。


(城山公園駐車場)



 上の写真は杵築小学校へ向かう北台の通り沿いの風景です。
 そろそろ、桜が散り始めている場所もあるようですね。お早めに!

2009年4月6日月曜日

春まつりイベント(4月5日)



 昨日の雲ケ岳登山で筋肉痛の足をひこづり(杵築の方言・引きずるの意)ながら、やって来ました、大田横岳自然公園「桜の会」春まつり。





 この桜の会は、都市と山村の交流を目的に桜の里親制度を導入して運営、春まつりは今年で10回目です。里親になっている会員40組、約140人が参加。1年ぶりに見る、園内のそれぞれの木の育ち具合を確認しながら、添え木をし直したり、下草を刈ったり、新しい看板を付け替えたりしていました。会員の中には、子供の誕生を記念して桜を植樹した人もおり、わが子の成長とダブらせる人も・・・。





 八坂市長も3年前、合併の記念に植樹。看板も新調して立派に成長しています。





 会員は、作業の後、餅つきやバーベキューをして楽しい一日を過ごしました。




 「足軽」は残念ながら、バーべキューの準備まで見て、次のお祭り会場に向かいました(ほんとは、皆さんと肉を思いっきり食べたかったなぁ)。





 桜祭りの後にやって来たのは、お茶畑が広がる北杵築中津屋のとどろき。




 ここでは、地元小平・中津屋の住民でつくる轟地蔵文化財保存会による春まつりが開かれていました。会場には、出店が並び、カラオケ大会や大正琴などのステージイベントが繰り広げられ、来場者を楽しませていました。



 久しぶりに(たぶん高校生のころ以来)、轟地蔵の方に降りてみました!


 この轟地蔵は、杵築市の重要文化財に指定されており、およそ600年前、木付氏4代頼直の愛娘「豊姫」が婚約の破談の悲しみで、この轟の淵に身投げしたことで、父頼直がこれを憐れみ、姫の冥福を祈るため、地蔵尊を建立したものです。
 皆さんも一度(久々でも)、訪ねられてはいかがですか?

雲ヶ岳登山と大分県環境管理協会植樹(4月4日)


 4月4日(土)、大分県環境管理協会杵築速見支部(木元俊次支部長)が、杵築市最高峰「雲ケ岳」(654m)の山頂で植樹活動を行ないました。この活動は「緑の力で川の美しさを取り戻そう」をスローガンに、平成13年、原南緑地公園を皮切りに、高熊山、山香上畑地区、大田横岳などで毎年取り組まれています。
 集まったメンバーは、支部会員やボランティア約60名。阿部素也副支部長のあいさつの後、さっそく植樹開始。

 

 あいにくの雨でぬかるんだ登山道をスベリながら抱きかかえて、参加者が大切に運んだのは、山桜・もみじ各10本 、平戸ツツジ100本、どうざんツツジ 150本 。

 

 その苗木を1本1本、手際よく丁寧に植えていきます。
 
 

 最後に、記念集合写真。あいにくの雨の中、苗木を持っての登山・植樹、スベッた人、コケた人、本当にお疲れ様でした。 また、来年もよろしくお願いします。







 

 さて、どのようにして山頂まで登ったかというと・・・。

 支部会員やボランティアメンバーは向野地区側ルートから登り、「足軽」は山浦側の芋恵良からのルートで登りました。1月の山浦互礼会(1月8日の足軽日記参照)の時、登山道・駐車場整備をされている「雲ケ岳を守る会」から「1度登りましょう」とお誘いを受けていたんですが、この植樹がいい機会だという事で、眺望の素晴らしいそのルートから登ることにしました。


 

メンバー有志4人とともにいよいよ登山開始。


 最初は緩やかだった登山道もだんだんけわしくなっていきます。ちょっと危険な場所は、写真のようにロープを張ったり、木で階段を作って登りやすいように、登山ど素人の「足軽」でも登りやすいようによく整備されています。


 山頂付近の展望はあいにくの雨でよく見えませんでしたが、本来なら由布・鶴見はもちろん、高崎山、大分、四国まで見える大パノラマだそうです。大変残念です。
   

 下山した後、芋恵良の「雲ケ岳を守る会」のメンバー宅で昼食会(そのメンバーの奥さまが出してくれたぜんまい料理や手作りオカキなどおいしかったです)。『「雲ケ岳」という名前は、酒や焼酎の名前にピッタリだ。売り出してはどうか?』など話が盛り上がりました。守る会では、今後も 苗木の手入れや登山道の草刈り活動を続け、登山客の増加を目指しているそうです。


     足軽 追伸
    
 最初、軽快だった「足軽」も登山途中から、だんだん「足重」になっていき、皆さんの足手まといになっていました。特に下山の時は、膝に体重の2~3倍の力がかかるそうです(という事は、250キロのちからが・・・)。今度こういう体力使うイベントがあったら、身軽な「御庭番」に代わってもらお~と・・・。